ファウラー、松山(左奥)、シンプソン(左)という「因縁」の3人の組み合わせにギャラリーも押し寄せた(筆者撮影、以下同)

 

 1日の入場者数が10万人から15万人、いや20万人を超える日もある「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」は米ツアーで最大の観客数を誇る大会だ。

 2月1日から4日間行われた今年は、予選ラウンドから例年以上に客足が伸び、2日目は昨年の16万9000人をおおきく上回り、過去最高の19万1400人を記録した。

 初日から開催コース「TPCスコッツデール」(アリゾナ州)にやってきた大勢の人々。そのお目当ての1つは、大会3連覇を狙っていた松山英樹らの注目組だった。

 2016年大会で松山はリッキー・ファウラーとサドンデス・プレーオフを戦い、勝ったのは松山、悔し涙をこぼしたのはファウラーだった。昨年大会もプレーオフとなり、勝ったのは松山、負けたのはベテランのウェブ・シンプソンだった。

 そんな因縁の3人が同組で回る予選ラウンドに記録的な大観衆が詰め寄せたのだが、残念ながら松山は初日のラウンド中に左手首周辺に激痛を感じ、2日目のスタート前に途中棄権。注目のスリーサムはツーサムへ姿を変えた。

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