追いやられたムハンマド・ビン・ナーイフ前皇太子(右)に話し掛けるムハンマド・ビン・サルマーン現皇太子(C)AFP=時事

 

 韓国芸術団が平壌を訪問し、北朝鮮の人々の前で公演を行った。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長も公演会場に姿を現し、女性アイドルグループなどK-Popを楽しんだ。公演終了後、芸術団のメンバーたちと握手をする金委員長の姿も日本のテレビニュースで紹介されていた。

 だが、これらの映像は対外的なもので、北朝鮮国内では「音声」はそのままには流されておらず、「資本主義の音楽は堕落している」という姿勢を貫いているのだそうだ。

 北朝鮮政府にとって、国民に真実を伝えるよりも大事なことがある、ということだ。

2030年までには実現しない?

 3週間の予定でアメリカを訪問しているサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子は、到着前日の3月18日(日)の夜に放映された全米ネット『CBS』の人気番組『60ミニッツ』のインタビューで、「女性は男性と同等か?」と問われ、「もちろんだ。我々はみな人間だ。差はない」と応えている(「CBS 60 minutes: Saudi Arabia’s heir to the throne talks to 60 minutes」2018年3月19日)。

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