話題になっているジョン・マケイン上院議員の新著 (C) AFP=時事

 

【ワシントン発】 2008年大統領選での共和党候補ジョン・マケイン上院議員(アリゾナ州選出)は、昨年夏に進行性の悪性の脳腫瘍と診断され、その後手術を受け、現在は地元アリゾナ州で療養中である。このため、昨年12月以後、法案の審議、採決時にもマケイン氏は登院できない状態が続いたままである。だが、そうしたマケイン氏が最近再び注目される存在となっている。

次期CIA長官指名承認問題

 ドナルド・トランプ大統領は3月13日にレックス・ティラーソン国務長官を更迭し、後任にマイク・ポンペオ米中央情報局(CIA)長官を指名した。ポンペオ氏の後任となる次期CIA長官にトランプ大統領が指名したのが、ジーナ・ハスペルCIA副長官であった(ポンペオ氏の長官辞任に伴い、長官代行を務めていた)。

 ハスペル氏は1985年の入局以来30年超に及ぶCIA生え抜きであり、また、米議会上院本会議での指名承認採決で正式に承認された場合、女性初のCIA長官となるために大きな注目が集まっていた(後述するとおり、すでに正式承認された)。

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