検証「米朝首脳会談」(5・了)非核化「時期不詳」費用「日韓」という現実
2018年6月19日
ドナルド・トランプ米大統領は、米朝首脳会談後の会見で「完全非核化は技術的に長い時間がかかる。ある程度の時間、待たないといけない。ただ着手すれば使えなくなり、終わったようなものだ。すぐ始まると信じている」と、非核化には時間がかかるという認識を示した。
北朝鮮「段階的、同時的措置で合意」
さらに北朝鮮の制裁解除については、「制裁は、核兵器の脅威がなくなれば解除する。制裁は大きな役割を果たした。早期の解除を望むが、今はまだ維持する」と語り、制裁を維持しながら、核兵器の脅威がなくなれば解除するとした。北朝鮮の非核化が完全に終了した後に解除するという姿勢よりはやや柔軟な姿勢を示したと言える。
一方、朝鮮労働党機関紙『労働新聞』は、6月13日付記事で米朝首脳会談を報じる中で「朝米両首脳は、朝鮮半島の平和と安定、朝鮮半島の非核化を進める過程で段階別、同時行動原則を順守するのが重要であることについて認識を共にした」とし、北朝鮮が主張してきた「段階的、同時的措置」に米国も同意したと強調した。
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