「鳩山政権」を支える民主党の中堅・若手十八人

執筆者:野々山英一2009年7月号

政権交代のムードが高まっているが、はて、民主党にはどんな政治家がいるのか。中堅・若手議員の顔触れをチェックしておこう。 民主党政権誕生の可能性が俄然、高まってきた。報道各社の世論調査などを総合すると、民主党は次の衆院選で第一党となるのは確実で、単独過半数をもうかがう勢いだ。 しかし、新聞やテレビに登場する民主党議員の顔触れは、鳩山由紀夫代表(六二)を始め、小沢一郎(六七)、菅直人(六二)の両代表代行、岡田克也幹事長(五五)ら代表経験者ばかり。政権交代を担うフレッシュさは感じられない。だが、民主党はもともと「中堅、若手なら自民党よりも質は高い」といわれてきた。この稿では、同党の有望な中堅・若手議員十八人を紹介し「鳩山政権」の陣容を占ってみよう。(1)《即戦力組》「鳩山政権」で大臣、もしくは党や国会の要職を占めそうな即戦力の「主力組」は、前原誠司氏(四七)、野田佳彦氏(五二)、枝野幸男氏(四五)、玄葉光一郎氏(四五)の四人だろう。四人はいずれも一九九三年の衆院選で初当選。一回生ながら細川護熙政権を与党議員として支えた「政権体験」を持つ。 前原氏は、既に代表を経験しているので「中堅」とは言い難いが、現在四十七歳。まだまだ若い。

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