「三国干渉に匹敵する国難」

執筆者:フォーサイト編集部2010年9月28日

 民主党の有志議員43人は、尖閣諸島問題について仙谷官房長官に「建白書」を提出。今回の事態を「日清戦争後の三国干渉に匹敵する国難で、日本国民として痛恨の極み」と表現しています(28日付読売新聞)。菅首相は10月4、5日にブリュッセルで開かれるアジア欧州会議(ASEM)首脳会議に出席し、日本の立場を国際社会に訴えることにしました。失地回復に期待は持てるのでしょうか。「フォーサイト・フォーラム」では、活発な議論が続いています。

 本日の更新記事は、ジャーナリスト・鷲尾香一さんの「ペイオフのある銀行、ない銀行」。日本振興銀行に対し初めてペイオフが発動されましたが、「幻のペイオフ」と言われるのが2002年の宮内庁信組案件。このときはなぜ中止になったのか?いずれにしても、今回の措置は、当局にとって重要な「練習」となりました。

「専門家の部屋」では、「アメリカ」に「『共和党・茶会党連合』を訴える共和党有力者」の新エントリ。米国・共和党は、茶会運動といかに連動するかに頭を悩ませているようです。

記事全文を印刷するには、会員登録が必要になります。