中国の没落につけ込んだ倭国

執筆者:フォーサイト編集部2010年10月25日

 昨日の衆院北海道5区補選で、民主党が惨敗しました。朝日新聞は「政治とカネ」が焦点になった選挙に負けたのだから、小沢一郎氏の政倫審での説明が今後の焦点になると書いていますが、また小沢問題で新聞がはしゃぐのかと思うとうんざりです。それよりも補選のきっかけは組合がらみの犯罪なのですから、民主党は組合との関係を再考せよ、国家公務員給与と人事院勧告の問題を見直せ、という流れにはならないものなのでしょうか(「国家公務員給与法改正:『人事院勧告どおり▲1.5%』は納得感を欠く」)。

 本日の更新記事は、関裕二さんの「国際人のための日本古代史(9)中国の没落につけ込んだ倭国」。古代の日本外交は、現在よりもしたたかだったようです。

 「専門家の部屋」には、3つの新エントリ。

 「『現役出向と天下り』問題 ~仙谷官房長官の『恫喝』?発言の背景」(行政ウォッチング):従来の民主党の主張である「天下りの無駄12兆円」はどこへ行ったのか。仙谷氏の「恫喝発言」は尾を引きそうです。

 「特別会計仕分けのスタート」(行政ウォッチング):仕分けは結構だが、実のある作業であるかどうかの見極めが肝心。

 「北朝鮮の閉鎖性、独裁制」(朝鮮半島):北朝鮮代表者会人事の分析はさらに必要です。

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