アラビア半島のアル・カエダ

執筆者:フォーサイト編集部2010年11月17日

 本日の更新記事は、春名幹男さんの連載「インテリジェンス・ナウ 『イエメンのアル・カエダ』対策で後手を踏むオバマ」です。先月末に起きた航空荷物爆弾事件。首謀者は、9月のこの連載「オバマ大統領が対テロ戦争で出した『暗殺指令』」でもお伝えした、イエメンと米国の二重国籍を持つアウラキ容疑者と見られています。最悪の事態は未然に防がれましたが、オバマ政権はこれを中間選挙の宣伝材料には使いませんでした。その裏には複雑な事情があります。  「専門家の部屋」では、「中南米」に「中道化する中南米の政治地図」の新エントリ。ブラジルではルーラ大統領の後継者であるルセフ氏が大統領選に勝利しました。一時は急進化した中南米各国の左派政権ですが、今は中道化への動きが目立つようになってきました。中南米の政治地図が一目でわかる一覧表付きです。 フォーラム、記事、専門家の部屋のエントリに対して、毎日多くの方から建設的なコメントを頂いていますが、15日更新の「雇用・能力開発機構の『廃止』は『実質温存』?」(行政ウォッチング)へのPower-Roseさんからのコメントは、実体験からのご実感だけに、「なるほど」と興味深く読ませていただきました。民主党政権の仕分けの拙さには失望を禁じえませんが、「行政の無駄はこれ以上はあぶり出せない」という論調は明らかに間違いです。

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