深刻化する「空き家問題」

執筆者:フォーサイト編集部2010年12月14日

 本日は2本の更新記事。鷲尾香一さんの「住宅着工増の陰で深刻化する『空き家問題』」によれば、空き家率は2008年の時点で13.1%、この20年で倍増しました。特に地方での空き家が急増していますが、この波はやがて都市部にも波及していきそうです。もう1本は、現役官僚・古賀茂明さんへのインタビューの後篇「改革派官僚に聞く(下)国のために己を犠牲にしない『官の論理』」。官僚の本音の論理と実態が良くわかります。このままでは、彼らの知恵はいつまでも「組織」と「利権」のために活用されることになってしまうということでしょうか。  「専門家の部屋」では、2本の新エントリ。  「ノーベル平和賞授賞式欠席をめぐり透けて見えたコロンビア外交の揺らぎ」(中南米):当初はノーベル平和賞授賞式に欠席する予定だったコロンビアが土壇場で出席へ。その裏にあった事情とは。  「『2年後の再選』を意識する上院議員と第112議会」(アメリカ):上院議員それぞれのお家事情で、年明け議会も波乱が予想されます。

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