台湾のクーデター関連情報が流布されており、日本の治安当局も重大な関心を寄せて情報の分析、収集にあたっている。治安当局によると、クーデター情報は最近になって、主にインターネット上で流されており、中国との統一派が決起する動きを伝えているという。 情報は、クーデターの時期について直近のタイミングとしては、九州・沖縄サミット開催中を示唆しているとされる。治安当局幹部は、「サミット期間中という情報については、可能性は低い」としながらも、「クーデターについては、他にも複数の情報を入手しており、慎重に分析している」ことを明らかにした。 治安当局によると、台湾や周辺諸国には、中国の軍や情報機関の特殊工作員が侵入しているといい、中国サイドの扇動などに呼応する形でのクーデターの可能性は捨てきれないという。 中台問題に関しては、中国による武力侵攻が大きくクローズアップされているが、一方で水面下では、このクーデター計画の他にも様々な仕掛けが進んでいると見られている。治安当局は「今夏から今秋にかけてが、直近では最も危険な時期」と警戒している。

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