プーチン・ロシア大統領の影武者が近々現れるとの情報が流れている。 大統領の動静に詳しいモスクワの消息筋によれば、プーチン氏は昨年来、政治上の“恩師”とされるサプチャク元サンクトペテルブルク市長から、身の安全のため自分の影武者を立てるよう助言されていた。 なかなか決断できずにいたが、最近のチェチェン紛争激化に伴いイスラム過激派のテロにさらされる危険が一段と増大したことなどから、影武者起用を決意したという。 プーチン大統領が異常とも思えるほど精力的に公式行事をこなし、外遊や国内旅行に出るため、モスクワの報道関係者の間では以前から「影武者がいるのではないか」とうわさされていた。 実際、今年二月心臓病で急死し憶測をよんだサプチャク元市長の葬儀の際、プーチン氏によく似た人物が大統領専用車の後続車に乗り込む様子が放映され、「プーチン影武者」説が取りざたされたこともある。 モスクワの消息筋は「影武者といっても、プーチン氏の身辺警護が主たる目的で、その人物が大統領として単独で行動するようなことはないだろう」とみている。

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