朝銀東京信組を舞台とした業務上横領容疑で警視庁捜査二課に逮捕された朝鮮総連の元財政局長、康永官容疑者(六六)は、いまなお総連中央常任委員を務める幹部。全国の朝銀信組を「人事介入」で統治し、思うがままに資金を吸い上げてきたとされる総連の金庫番だったが、意外な過去も持つ。関係者によれば、「総連財政局長時代の平成九年六月、痴漢行為で逮捕歴があるのです。夜のJR埼京線車内で二十代のOLの太股や尻を触り、東京都迷惑防止条例違反の疑いで池袋署に逮捕された」というのだ。 康容疑者は事実を認め、示談も成立したため、公判請求されることは免れたという。彼をよく知る関係者は、「その手の性癖は、実はそのとき一回かぎりの話ではありません。表には出ていませんが、これまでも痴漢行為が発覚してトラブルになったり、逮捕されたことが何度もある。そのたびに康容疑者は『仕事のストレスが嵩じて……』などと言い訳していました」と明かす。「今回逮捕される際、彼は病気で入院していたとのことでしたが、仲間内では『またあの病気が出たんじゃないだろうな』と笑い話になっていました」……。

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