自民党に復党後は野中広務元幹事長や古賀誠前幹事長に近いとされている鳩山邦夫元文相。しかし、意外なところで小泉純一郎首相と接点があった。鳩山氏の趣味のひとつが野菜づくりであるのは有名だが、自宅の菜園で採った野菜を、小泉氏が最も頼りとしている姉の信子氏に毎週欠かさず届けているというのだ。「自民党のイメージをよくしてくれそうなのは小泉氏しかいない」と、鳩山氏は自民党復党以前から小泉氏に期待を寄せ、それが野菜を贈る理由になっていた。その小泉氏が首相に就任してからは、週二回届けることもあるほど。首相公邸で信子氏と同居する小泉氏も鳩山氏と出くわすたびに「野菜、おいしかったよ」と言葉をかけていた。 ところが、実は小泉氏は野菜の類が大の苦手。首相番記者との「カレーライス懇談」で、別皿にあった生野菜をご飯の上に乗せ、そこにカレーのルーをかけ、混ぜて食べたほか、「キムチ嫌い」は韓国との「外交問題」にもなったほどだ。 このことを最近になって知った鳩山氏は、「総理はおれの野菜を食べてくれているのだろうか」と、ショックを隠せない様子という。

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