中国が最近、ステルス性高速攻撃フェリーの開発に成功したとの情報がある。ワシントンの軍事筋が入手した中国海軍の極秘情報によると、この高速フェリーは三胴船体で、悪天候下でも高速で航行できる能力を有し、中央部には対艦ミサイルを設置できるよう設計されている。 同軍事筋は「中国が、昨年のイラク進攻の際米軍によって使用されたオーストラリア製の高速フェリーからヒントを得て開発したのは確実」と指摘、「米国でさえ、まだ設計・実験段階にあるこの種の艦艇の開発に成功した中国の軍事技術とその狙いは恐るべし」と警告している。中国が次のステップとして無人偵察機や小型舟艇を積載できるよう、より大型の高速フェリーモデルを建造するのは間違いないという。 中国は無人機の技術開発でも目覚しい進歩を見せているというのが軍事専門家のほぼ一致した見方。同軍事筋によれば、中国は高速フェリーと無人機、ディーゼル潜水艦を組み合わせて台湾進攻作戦のための特殊部隊の設置を検討している可能性が濃厚で、台湾海峡の軍事バランスに重大な影響を及ぼす可能性があるという。

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