フォーサイトとは?

フォーサイトとは?

池上彰
いけがみ あきら
ジャーナリスト(元NHK記者・キャスター)

 一度は姿を消した『フォーサイト』が、ウェブ版で甦りました。ワクワクするではありませんか。雑誌のときの『フォーサイト』も、月刊誌とは思えない迅速な取材・編集で、直近の出来事を取り上げていましたが、ウェブなら、一層早く深層を読むことが可能です。
 しかも、専門家の声を聞きながら、読者がコメントを寄せて、ウェブ上で意見を交わすことができる。これも、『フォーサイト』が良質な読者を有するからです。
 価値ある情報は対価を払って得るもの。会員制なら、得られる情報の価値は、より高まります。
 世の中にあふれるニュースの速報は、情報とはいえ「インフォメーション」のレベルに留まります。これを専門家が緻密に分析することで、「インテリジェンス」に磨き上げることが可能になります。インフォメーションが、どのようなプロセスを辿ってインテリジェンスになるのか。このウェブを読むことで、その秘密の一端がわかるはずです。

国際情報誌フォーサイトは1990年の創刊。

これまで内外の政治・経済情報を中心に幅広いテーマを扱う月刊誌で、政界、官界、経済界を中心に高い評価をいただいて来ました。

そして、2010年3月の休刊後、5か月の準備期間を経て、装いも新たにスタートしたのが
「国際情報サイト」のウェブ版フォーサイトです。

内容は大きく3本の柱から成り立っています。

1.強力執筆陣による良質な「記事」

創刊以来、「フォーサイト」はその字義通り「先見性」をキーワードに世界の様々な事象を切り取ってきました。舞台がウェブに移っても、その精神は変わりません。ウェブ上でも、世に数多ある情報の中から「これだけは理解しておきたい」必要十分な良質の情報を、会員の皆様にお届けします。強力執筆陣も変わらず登板となります。更新は基本的に平日毎日です。また、2000年以降のフォーサイト掲載記事7000本以上を会員向けに公開します。

記事に関するコメントをお寄せください。フォーラムでの議論(後述)の参考にもさせていただきます。

2.ニュースを深く掘り下げる「専門家の部屋」

それぞれの分野のスペシャリストが、「専門家の部屋」でより深い分析を試みます。運営者を中心に、何人もの専門家が登場することもあります。

・アメリカの部屋(運営者:渡部恒雄=東京財団上席研究員、足立正彦=住友商事総合研究所シニアアナリスト)
・中南米の部屋(運営者:遅野井茂雄=筑波大学大学院教授)
・ヨーロッパの部屋(運営者:渡邊啓貴=東京外国語大学教授、国末憲人=朝日新聞前パリ支局長)
・ロシアの部屋(運営者:名越健郎=拓殖大学客員教授)
・中東の部屋(運営者:畑中美樹=国際開発センターエネルギー・環境室研究顧問、池内恵=東京大学先端科学技術研究センター准教授)
・アフリカの部屋(運営者:平野克己=アジア経済研究所地域研究センター長、白戸圭一=ジャーナリスト)
・中国の部屋(運営者:野嶋剛=ジャーナリスト)
・朝鮮半島の部屋(運営者:平井久志=ジャーナリスト)
・インドの部屋(運営者:山田剛=日本経済研究センター主任研究員)
・東南アジアの部屋(運営者:樋泉克郎=愛知大学教授)
・インテリジェンスの部屋(運営者:春名幹男=名古屋大学大学院特任教授)
・行政ウォッチングの部屋(運営者:原英史=政策工房代表取締役社長)
・安全保障の部屋(運営者:林吉永=NPO法人国際地政学研究所常務理事)

「専門家の部屋」にも、コメントでご参加ください。

3.集合知の場「フォーサイト・フォーラム」

ウェブ版フォーサイトでは、会員の皆様からの英知を集め、新たな「集合知」の場を築きあげたいと考えています。

具体的には「国際」「国内」「経済・ビジネス」「資源・エネルギー」「IT・メディア」と分けたカテゴリーのいずれかを選んで、会員の皆様がトピック(論題)を立ち上げ、そのトピックについて、会員間で情報や意見を交換していただくという形です。編集部も、記事や専門家の部屋への皆様のご意見を参考にしながら、独自にトピックを立ち上げます。

クオリティ・サイトならではの、有意義な情報・意見交換の場の形成を目指します。

ウェブ版フォーサイトは、会員の皆様とともに作り上げる新たなメディアです。皆様のご参加をお待ちしております。