目覚めよ司法
目覚めよ司法(14) あまりに絶望的な司法制度改革
司法制度改革審議会(会長・佐藤幸治京大教授)が十一月二十日、中間報告をまとめた。残念ながら中間報告は「改革」とはほど遠い代物で、「国家百年の計」の機会は台無しにされたと言わざるを得ない。民間研究団体…
目覚めよ司法(13) 司法界最大のタブー「特捜問題」を議論せよ
政府・司法制度改革審議会は十一月二十日に「中間報告」を発表、国民の裁判への直接参加やロースクール(法科大学院)設置などを提言する予定だ。約四十年ぶりに大きく盛り上がった司法改革論議だが、この「中間報…
目覚めよ司法(12) 司法と政治のギャップを浮き彫りにした大和銀判決
一九九五年に表面化した大和銀行ニューヨーク支店の不正取引事件を巡る株主代表訴訟で、九月二十日、同行の当時の取締役らに総額約八百億円の損害賠償の支払いを命じる判決が大阪地方裁判所で出た。司法は大和銀行…
目覚めよ司法(11) 法務省叩きを招いた三つの理由
八月三十日午前、首相官邸。かつてロッキード事件で「政界主任弁護士」との異名をとった男は、終始、喜色満面だったという。 保岡興治法務大臣。森首相、中川官房長官らとの三十分弱の会談を終え、官邸入り口で記…
目覚めよ司法(10) そごう処理で問われる民事再生法の真価
「予納金はいくら払えばいいんだ」。「そんなに巨額の負債を抱えた企業が申請した前例がないから、手数料の一万円だけでいいそうだ」。 七月十二日、大手百貨店そごうは東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請した…
目覚めよ司法(9) マイクロソフト裁判が示した米司法のスピード感
「世紀の独占裁判」の第一幕が終わった。六月七日、米ワシントン連邦地裁はマイクロソフト社に対して二分割を命じる判決を下した。同社が控訴したため法廷闘争はこれからも続くが、第一幕を通じて浮かび上がったのは…
目覚めよ司法(8) 自民党の司法改革案に三つの疑問
「いやー、このたびは本当にお世話になりました。先生のおかげで司法研修所も残存できます。ありがとうございました」 五月十八日に自民党の司法改革案が公表された後、最高裁の幹部が自民党・司法制度調査会関係者…
目覚めよ司法(7) 疑問だらけのロー・スクール構想
予想された通り、司法改革の迷走が始まった。 四月二十五日に開かれた政府の司法制度改革審議会(会長・佐藤幸治京大教授、略称「司改審」)は、予定時間を大幅に上回る五時間もの長丁場となった。文部省など関係…
目覚めよ司法(6) 「中坊試案」の真意は「司法改革つぶし」か
二月二十二日、政府の司法制度改革審議会(会長・佐藤幸治京都大学教授)に、ある試案が提出された。タイトルは「弁護士制度改革の論点」。提出者が、元日本弁護士連合会会長で、審議会委員でもある中坊公平氏であ…
目覚めよ司法(5) 米司法インフラが支える「現代のエジソン」
ニューヨークから車で一時間ほど行ったコネチカット州スタンフォード。「現代のエジソン」はその木立の中に研究所を構える。ジェイ・ウォーカー氏、四十四歳。ヤフー創業者のジェリー・ヤン氏らと並ぶネット時代の…
目覚めよ司法(4) 人気ナンバーワン弁護士の栄光と孤独
昨年十二月十四日、参議院財政・金融委員会が商工ファンドの大島健伸社長を証人喚問した。この場面をテレビなどでご覧になった方は、大島社長に寄り添うようにして行動を共にしていた、派手な身なりの男性にお気づ…
目覚めよ司法(3) 「懲罰賠償制度」導入を真剣に検討すべし
「リンゴのマークのファンも買いに来るのでは」――。昨年七月、ソーテック社が新型パソコン「e-one」の製品発表会を開いた際、出席した部品納入業者首脳はこんな冗談を飛ばして周囲を笑わせた。たしかにe-o…
























