追跡・アメリカの思想家たち

追跡・アメリカの思想家たち

21件の記事

追跡・アメリカの思想家たち(21) 「近代」を考えなおすための「保守」という思想

「日が暮れるまでには、着けると思うのですが」。どこまでも続く深い森。その中を突き抜ける、がらんとしたアスファルトの州道。道路脇のガソリンスタンドから電話を入れた。 まだ携帯電話も普及していない一九九一…

会田弘継  共同通信編集委員
2007年1月号
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追跡・アメリカの思想家たち(20) 「戦争と一体の近代国家」を批判したニスベット

 アメリカ中間選挙で共和党が大敗し、ブッシュ大統領はラムズフェルド国防長官をただちに解任した。選挙はイラク戦争の進め方をめぐって争われ、大統領は「既定路線を進む」という方針に国民が「ノー」を突きつけた…

会田弘継  共同通信編集委員
2006年12月号
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追跡・アメリカの思想家たち(19) アーミッシュ的「善」と北朝鮮的「悪」のわかれ目

 安倍晋三首相の電撃的な中韓歴訪の最中、北朝鮮がついに核実験に踏み切ったと発表した。日本を囲む東アジアの戦略情勢は、アメリカも巻き込み、めまぐるしく動き、流動化している。ナショナリズム、共産主義、全体…

会田弘継  共同通信編集委員
2006年11月号
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追跡・アメリカの思想家たち(18) ロールズが問うた「思想・信条の異なる共存」

 現場をはじめて訪れたのは一年後だった。整理が進んだとはいえ、ビルの倒壊跡は茫漠としていた。花束を持って訪れる人々。傷跡が生々しく残る周辺のビル群。かつてそこにあった世界貿易センタービルの巨大さを思い…

会田弘継  共同通信編集委員
2006年10月号
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追跡・アメリカの思想家たち(17) 民主党リベラルを支えたロールズの「正義論」

 十一月に行なわれる米中間選挙まで三カ月を割った。大波乱が予想されている。一九九四年の中間選挙で大勝を収めて以来、ほぼ優勢を保ち続けてきた議会共和党もいよいよ年貢の納め時かという情勢だ。イラクばかりか…

会田弘継  共同通信編集委員
2006年9月号
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追跡・アメリカの思想家たち(16) 開拓者精神に根差すノジックの「最小限国家論」

 世界一の富豪であるマイクロソフト会長ビル・ゲイツ氏(五〇)夫妻が運営する約三百億ドル(約三兆四千億円)の慈善基金に、世界第二の富豪で投資家のウォーレン・バフェット氏(七五)が自分の資産の大半である三…

会田弘継  共同通信編集委員
2006年8月号
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追跡・アメリカの思想家たち(15) 「リバタリアン」は右なのか左なのか

「フリー・ステイト・プロジェクト(自由州計画)」という運動がニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストといった主要新聞に大きく取り上げられているのを見て、びっくりした。二年半ほど前のことだ。 南北戦争…

会田弘継  共同通信編集委員
2006年7月号
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追跡・アメリカの思想家たち(14) バックリーが貫く「アメリカの個人主義」の理念

 大型連休の始まりに、ジョン・ケネス・ガルブレイスの訃報に接した。享年九十七。ハーバード大名誉教授、リベラル(進歩派)経済学者の泰斗だった。日本語になった著作も多く、新聞は一面でその死を報じた。 その…

会田弘継  共同通信編集委員
2006年6月号
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追跡・アメリカの思想家たち(13) 保守の重鎮バックリーが始めたイラク戦争批判

 ブッシュ米大統領の支持率が、去る三月二十日のイラク開戦三年を前に、三〇%台半ばまで落ち込んだ。ウォーターゲート事件さなかのニクソン大統領並である。米国民の政党支持率は、俗に四・四・二だという。民主、…

会田弘継  共同通信編集委員
2006年5月号
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追跡・アメリカの思想家たち(12) シュトラウス思想を曲解した「レジーム・チェンジ」

 ネオコン(新保守主義者)とは対極にある思想家レオ・シュトラウス(一八九九―一九七三)が、ネオコンを裏で操った思想家のようにいわれた。遺族も当惑した。「シュトラウス派」とされてきた代表的ネオコン論客ロ…

会田弘継  共同通信編集委員
2006年4月号
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追跡・アメリカの思想家たち(11) レオ・シュトラウスは「ネオコンの始祖」なのか

 ここ数年、レオ・シュトラウス(一八九九―一九七三)ほど騒がれた思想家はいないだろう。いわく、九・一一テロへのアメリカの対応は、シュトラウス思想の影響だ。いわく、ブッシュ政権の独断外交を主導したネオコ…

会田弘継  共同通信編集委員
2006年3月号
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追跡・アメリカの思想家たち(10) 権威に塗れなかった「懐疑主義の悪ガキ」メンケン

 アメリカ政治の見物といえば党大会だろう。四年ごとの大統領選の年の夏、二大政党がそれぞれの大統領候補を選出する行事だ。とてつもなく華やかだが、どこかうさんくさい。そこがいかにもアメリカ的だ。 アメリカ…

会田弘継  共同通信編集委員
2006年2月号
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追跡・アメリカの思想家たち(9) 民主主義を疑ったメンケンのジャーナリズム

 アメリカのジャーナリズムはどうなってしまったのだろうか。そう考え込まされるような出来事がこのところ相次いでいる。 核や生物・化学兵器の拡散問題に詳しいニューヨーク・タイムズの花形女性記者ジュディス・…

会田弘継  共同通信編集委員
2006年1月号
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追跡・アメリカの思想家たち(8) 騎士道精神の復活を訴えたウィーバーの近代否定

「思想は必ず実を結ぶ(Ideas have consequences.)」 ネオコンの牙城といわれるワシントンの保守系シンクタンク、アメリカン・エンタープライズ研究所(AEI)で安倍晋三・自民党幹事長…

会田弘継  共同通信編集委員
2005年12月号
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追跡・アメリカの思想家たち(7) 産業化を拒んだ「アグレリアン」の農本主義

 アメリカ政治や文化において常に重要な位置を占めてきた地域がある。南部だ。「ソリッド・サウス(堅固なる南部)」。かつて民主党の牙城としてそう呼ばれた南部に攻め入ることで、ニクソン、レーガン、ブッシュ父…

会田弘継  共同通信編集委員
2005年11月号
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国民必読!! TPPは本当に国を滅ぼすのか? フォーサイト電子書籍「TPP反対論のデタラメをを糺す」(山下一仁・元農水省GATT室長)
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