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日本の医療費は健全な状態か.

Z
トピック作成者
ZC
2017年10月11日23時22分
 医療費の膨張が甚だしい.昭和50年の8倍である.そんなに物価が上がったようには思わない.16年度は少し減ったからといっても依然として全体量として高額である.何故なのか?最近,医者の様子を見ていて違和感を覚えた.
 それは医者の治療にも所謂「対処療法」的な医療があることである.対処療法が適用される事柄の場合には,往々にして患者と医者が合意すれば本質的に必要なくとも薬で手当てをしてもらえる.
 治療の方針や目的地と手段をはっきり説明する医者さんは意外に少ない.患者をどんな状態に持っていってくれるのか?症状をただ緩和したり,患者の気持ちを落ち着かせたりすることが目的なら,本人負担が多くてもよいのではないか.医者さんに治療の目的(目的地)と手段を書いてもらって(カルテにも),その有様に応じて本人負担割合が変わるなどというシステムにしたらどうだろうか.
 老人が入院した際にも,歩けなくなってしまうようでは家庭復帰が難しい.リハビリをやらずに歩けなくして,一方で患者を大人しくさせる薬を処方し,退院もあの手この手で渋るような医療機関があるなら,相当なブラックジョークである.
 医食同源という言葉があるが,医者さんの奉仕活動で食の合宿を実施してもらって,修了者は5年間の保険料の本人負担割合が少し軽くなる.なんていう活動を大々的にやったら,医者にそもそもかかる人が減るとかいうことはないだろうか.合宿の費用はかかるが,保険料から出してみる.そうするとあら不思議,保険料総額は劇的に減ってしまったなんてことが起きないだろうか.奉仕活動をやった医者さんには実績に応じてお給料に少しづつ上乗せがあって,治療はほんの少しだけど,食の合宿やリハビリをどっぷり実践しているなんていう清貧なお医者がいても良いのではないだろうかと夢想した.えっ?そんな時代じゃないですか.