遅野井茂雄 記事一覧
「チャベス4選」はどうなる――2012年中南米情勢を占う
新年初頭、日本の各メディアは2012年が「世界的な指導者交代の年」に当たると特集を組み、地域・世界情勢への影響を展望しているが、その中から中南米はまったく抜け落ちた感があった。中南米には地域紛争もな…

「チリ・モデル」の終焉か先進国入りへの陣痛か
生き埋めになった鉱山労働者33人が救出されてから10月13日で1年、「世紀の救出劇」に沸き、政権の求心力が高まったチリのピニェラ大統領であったが、今や20%台前半の低い支持率に喘いでいる。4月末から…

世紀の救出劇「南米の先進国」チリの課題
チリのサンホセ鉱山落盤事故で地下700メートルに閉じ込められた33人全員が救出された。70日に及ぶ過去に例をみない救出劇だっただけに世界に驚きと大きな感動を与えた。救出の成功は、なによりもチリの国民…

楽観論を遮るいくつかの不確定要素
この先二十年は中南米諸国の独立二百周年を挟む節目の時期と重なる。中南米の独立は一八〇四年の仏領ハイチを嚆矢とするが、大陸部は一八二〇年代前半にほとんどが独立を達成、一八三〇年、南米解放の英雄ボリバル…
次の20年の20人 ウゴ・チャベス
政権就任後十年目の二〇〇九年二月、憲法修正を問う国民投票で大統領の無期限再選が承認された。選挙に勝ち続ければ終身大統領も夢ではない。 憲法制定議会を通じて権力を掌握し、クーデターからの復権、ゼネスト…
「失望」に転じたオバマの中南米外交
支持率低迷に悩む米オバマ政権。協調姿勢で臨んだ対中南米外交も、思うように進んでいない。「建設的な関与」は実現するのか。 オバマ政権の中南米外交は当初、前政権の単独主義から多国間協調主義への鮮やかな政策…
「対クーデター」で際立った米国の政策転換
クーデターで現職大統領が追放されたホンジュラス。収拾策をめぐり、アメリカとベネズエラが米州の覇権を賭けた駆け引きを演じている。 中米ホンジュラスのセラヤ大統領が六月二十八日未明、軍に拘束されパジャマ姿…
ベネズエラ国民に「ノー」を突きつけられたチャベスの蹉跌
一九九八年の大統領当選以来十一回に及ぶ選挙と国民投票を勝ち抜いてきたチャベスの不敗神話は崩れた。議会、司法、選挙管理委員会、州政府を掌中に収める権力の絶頂期に国民投票にかけた改憲案は、皮肉にも僅差な…
























