新型インフルエンザ「第二波」に備えよ

ついにパンデミックが宣言された。南半球で感染が爆発的に広がる中、日本には「終息」の雰囲気が漂い始めている。だが、楽観は禁物だ。「マーガレットは悩んでいた。感染の広がりからいえば、五月下旬にはパンデミック(世界的大流行)に相当する状態になっていたが、それを宣言できずにいたからだ」 WHO(世界保健機関)の関係者はそう打ち明ける。マーガレット・チャン事務局長が、新型インフルエンザ(H1N1型)の警戒レベルを最も高い「フェーズ6」に引き上げ「パンデミック」期に入ったと宣言したのは、六月十一日になってからだった。

カテゴリ: 政治 社会 軍事・防衛
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