大きな構えの地政学的発想に満ちたコラムに、
感銘を受けました。タイの諸兄もベトナムの
諸兄も、中国政府との「サイン・プレー」を
冷静に展開していますね。米大統領をベトナムに
出張させたアメリカ政府の見識もなかなかの
ものであります。

>親日やら嫌中やら反中などといった情緒的視点で一喜一憂することだけは避けるべきだ。

建前論ではそうでしょう。しかし、中國に肩入れした結果、新幹線技術を基礎に、高速鉄道で中国が日本の競争相手になってしまったことの二の舞は避けたいものです。ベトナムに技術協力して、その技術が中国にわたる、ということも、ベトナムbの国益からは、あり得ます。嫌中・反中一辺倒の国なら、その心配は、まずないでしょうが。この日本の心配を、ベトナムは知らないでしょうね。

タイ国の新幹線より前に昆明から首都ビエンチャンへの高速鉄道建設が知りたいところです。ここが出来ませんと中国を出られません。現在、鉄道がないと聞きます、ラオスに新たに、鉄道を引くようですが、高速鉄道など建設して港などに接続しませんと採算はどうなのでしょうか。高速鉄道の速度は客車が160ｋｍ/ｈ、貨物が120ｋｍ/ｈと聞きますが、新幹線としての建設ではないのでしょうか。ビエンチャンからバンコクへも接続するとの計画で考えているようですが、取らぬ狸の皮算用でしょうか。タイ国側の線路が敷設されないとラオス政府は大赤字を抱えることになるのではないか心配です。トンネル・橋梁が多い難工事と聞きますので時間は有りそうです。大赤字を抱えているとも言われている中国新幹線ですからこの先どうなるかわかりません。あまり急がない方がいいのではと思うのですが如何でしょうか。日本の新幹線も同じですが、飛行機との競争で勝てる目算は、あるのか。情報があまりないので、間違いが有りましたら、済みません。
線路だけは新幹線規格。

高速鉄道は新幹線ではなくてインド国鉄で言う「準高速鉄道」に近いもののようです。
新幹線網整備かと勘違いしていました。済みません。