中国の夢、日本の『眼識』
中国の夢、日本の『眼識』(2)

「ニクソン」「カーター」で異なった米中ソ「三角形」の力学

執筆者:井尻秀憲 2018年3月20日
ニクソン大統領(中央)時代に国務長官を務めたキッシンジャー氏(左)は、いまもトランプ大統領に対中政策で助言している(C)AFP=時事

 

 戦後日米同盟の存在で、日本は「軽武装経済成長第一主義」(「吉田ドクトリン」)によって高度経済成長を成し遂げた。アメリカの核の傘に守られ、経済成長に邁進できた。日本は戦後冷戦の「受益者」だったのだ。

 また、終戦直後の米国による占領で、日本は「アメリカによる仕方無しのデモクラシー(It can’t be helped, democracy)」と「横からの民主化、革命」を受け入れた。戦後日本の「平和主義」はここから始まったのだ。

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執筆者プロフィール
井尻秀憲 1951年、福岡県生まれ。東京外国語大学名誉教授。同大学中国語科卒業。同大学大学院を経て、カリフォルニア大学バークレー校政治学部大学院博士課程修了。政治学博士(Ph.D.)。神戸市外国語大学助教授、外務省在北京大使館専門調査員、筑波大学助教授、東京外国語大学教授、同大学大学院教授などを歴任。著書に『アメリカ人の中国観』 (文春新書)、『李登輝の実践哲学―五十時間の対話』(ミネルヴァ書房)、『迫りくる米中衝突の真実』(PHP研究所)、『中国・韓国・北朝鮮でこれから起こる本当のこと』 (扶桑社BOOKS)、『アジアの命運を握る日本』(海竜社)などがある。
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