日本人のフロンティア
日本人のフロンティア (14)

隠岐・海士町で教わったこと――日本の中のフロンティア

執筆者:北岡伸一 2018年5月2日
エリア: アジア
隠岐諸島と本土を結ぶ高速船(JICA提供、以下同)

 

 3月、島根県の隠岐諸島にある海士(あま)町を訪ねた。JICA(国際協力機構)は海士町といろいろ関係があって、今回、連携協定を締結することとした。JICAの連携協定は、普通は県や大学が相手で、小さな町との連携協定は中国地方の自治体では初めてのことである。

 現地を視察しながら、私は1999年に小渕恵三首相によって設立された「21世紀日本の構想」懇談会(通称、小渕懇談会)のことを思い出していた。その報告書は、『日本のフロンティアは日本の中にある:自立と協治で築く新世紀』(河合隼雄監修、2000年、講談社)と題されていたが、今回の出張で感じたのはまさにそういうことだった。

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執筆者プロフィール
北岡伸一 東京大学名誉教授。1948年、奈良県生まれ。東京大学法学部、同大学院法学政治学研究科博士課程修了(法学博士)。立教大学教授、東京大学教授、国連代表部次席代表、国際大学学長等を経て、2015年より国際協力機構(JICA)理事長。著書に『清沢洌―日米関係への洞察』(サントリー学芸賞受賞)、『日米関係のリアリズム』(読売論壇賞受賞)、『自民党―政権党の38年』(吉野作造賞受賞)、『独立自尊―福沢諭吉の挑戦』、『国連の政治力学―日本はどこにいるのか』、『外交的思考』、『世界地図を読み直す】など。
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