「MRIC」現役医師が『薬のカラクリ』新著刊行

執筆者:フォーサイト編集部 2019年4月10日
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好評連載「医療崩壊」でお馴染みの上昌広さんが理事長を務める「医療ガバナンス研究所」で医療と社会にかかわる様々なテーマを共同研究し、「ナビタスクリニック川崎」(神奈川県川崎市)や「常磐病院」(福島県いわき市)などで内科医として診療を行っている谷本哲也医師が、このほど新著『知ってはいけない薬のカラクリ』(小学館新書)を刊行されました。

帯には『医者はあなたの薬を「製薬会社の接待弁当」で決めている!」という衝撃的なコピーが記されていますが、本書執筆の狙いについて、谷本医師ご本人はこう述べておられます。

 

「本書のテーマは、製薬会社と医者の関係から生じる『利益相反』です。探査報道を行うワセダクロニクルと医療ガバナンス研究所の共同プロジェクト、マネーデータベース『製薬会社と医師』から得られた知見を中心に、医療関係者以外の一般の読者にも興味を持っていただけるよう分かりやすい説明を心がけました。

医療分野の利益相反は、分かりにくく軽視されがちな問題です。かといって、放っておくと誰も気づかないうちに、高血圧薬の臨床研究不正のような大事件に発展する危険性をはらんでいます。利益相反の透明化に社会の関心が高まり、よりバランスの取れた医薬品消費がなされるよう、本書が少しでもお役に立てば幸いです」

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