風の向こう側 (49)

「全米オープン」勝利を導いた「エイミー」の教え

執筆者:舩越園子 2019年6月21日
カテゴリ: スポーツ カルチャー
最終18番の勝利の瞬間、雄叫びをあげるウッドランド。その勝利を支えたのは……(C)AFP=時事

 

 米カリフォルニア州の名門「ペブルビーチ・ゴルフリンクス」で開催された今年の「全米オープン」(6月13~16日)。プロ11年目の35歳にしてメジャー初優勝、通算4勝目を挙げた米国人選手のゲーリー・ウッドランドは、いわゆるスーパースターではなく、これまでは、どちらかと言えば地味で目立たない存在だった。

 だが、そんな彼の勝利を米国、そして世界中のファンが温かく祝福し、賞賛している。その背景には、さまざまな物語があった。

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執筆者プロフィール
舩越園子(ふなこしそのこ) ゴルフジャーナリスト、2019年4月より武蔵丘短期大学客員教授。1993年に渡米し、米ツアー選手や関係者たちと直に接しながらの取材を重ねてきた唯一の日本人ゴルフジャーナリスト。長年の取材実績と独特の表現力で、ユニークなアングルから米国ゴルフの本質を語る。ツアー選手たちからの信頼も厚く、人間模様や心情から選手像を浮かび上がらせる人物の取材、独特の表現方法に定評がある。『 がんと命とセックスと医者』(幻冬舎ルネッサンス)、『タイガー・ウッズの不可能を可能にする「5ステップ・ドリル.』(講談社)、『転身!―デパガからゴルフジャーナリストへ』(文芸社)、『ペイン!―20世紀最後のプロゴルファー』(ゴルフダイジェスト社)、『ザ・タイガーマジック』(同)、『ザ タイガー・ウッズ ウェイ』(同)など著書多数。最新刊に『TIGER WORDS タイガー・ウッズ 復活の言霊』(徳間書店)がある。
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