驚異的発展「中国・大湾区」現地踏査レポート(1)

執筆者:鈴木崇弘 2020年2月4日
エリア: アジア
近年目覚ましい発展を遂げている「大湾区」(筆者提供、以下同)
 

 昨年9月の初旬から中旬にかけて、中国の大湾区を訪問し、研究調査を行ってきた(注1、本文末尾に。以下同)

 昨年、中国の深圳を訪問した際に、現在の日本を完全に凌駕し、日本の後進性を感じさせるような、その街の驚異的発展や先進性に驚くと共に、脅威を覚えた。その記憶は、現在でも鮮明だ。

 だが現地で活躍し、今回の研究調査でもガイド役をお願いした「Find Asia」の加藤勇樹さん(注2)によれば、

フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
執筆者プロフィール
鈴木崇弘(すずきたかひろ) 城西国際大学大学院研究科特任教授、早稲田大学総合研究機構総合政策科学研究所招聘研究員。専門は公共政策や社会システム。東京大学法学部卒。イーストウエスト・センター奨 学生としてハワイ大学等に留学。設立に関わり東京財団・研究事業部長、大阪大学特任教授・阪大FRC副機構長、設立に関わり自民党の政策研究機関「シンクタンク2005・日本」 の理事・事務局長、中央大学大学院公共政策研究科客員教授、厚生労働省総合政策参与、東京電力福島原子力発電所事故調査委員会(国会事故調)事務局長付(情報統括)、城西国際大学大学院国際アドミニストレーション研究科教授・研究科長、沖縄科学技術大学院大学客員研究員などを経て現職。PHP総研客員研究員等も務める。主な著書は『日本に「民主主義」を起業する』(第一書林)『シチズン・リテラシー』(教育出版)等。
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top