やっぱり残るは食欲
やっぱり残るは食欲 (28)

カーとクー

執筆者:阿川佐和子 2020年3月1日
カテゴリ: カルチャー
エリア: アジア

 レイチェル・クーというフードライターにお会いした。

 フードライターという肩書から最初、料理評論家なのかと思ったら、そうではなく、自ら料理を創作し、料理本を出す、れっきとした料理研究家であった。彼女が世界的に知られる存在になったのは、最初の著書である『パリの小さなキッチン』がイギリスでベストセラーを記録し、さらに彼女の料理番組(BBC制作)が世界各地で放映されたことによるらしい。そのテレビシリーズがNHKで放映されて以来、日本でも、ことに私のまわりの若い女性たちからは、「あ、見たことある。おいしそうですよね、彼女のお料理」と噂されるほどの存在になっている。

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執筆者プロフィール
阿川佐和子 1953年東京生まれ。報道番組のキャスターを務めた後に渡米。帰国後、エッセイスト、小説家として活躍。『ああ言えばこう食う』(集英社、檀ふみとの共著)で講談社エッセイ賞、『ウメ子』(小学館)で坪田譲治文学賞、『婚約のあとで』(新潮社)で島清恋愛文学賞を受賞。他に『うからはらから』(新潮社)、『正義のセ』(KADOKAWA)、『聞く力』(文藝春秋)など。
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