
「牡蠣は七転八倒し、そして七転び八起きするだけの価値がある」
最近、気に入っているオイスターバーがある。といってもまだ数回しか行っていないが、カウンターとテーブル席いくつかの小さな店である。その店の名物は「毎日、空輸で届く広島の新鮮な牡蠣」。オイスターバーだから当然かもしれないが、これがおいしく、なおかつ楽しい。氷を張った銀の大皿に、「かき小町」とか「先端」とか「大黒神島(おおくろかみじま)」とか名札のついた、それぞれに大きさもかたちも違う生牡蠣が並べられ、それを1つずつ小皿に取って、そのまま、あるいはレモンをかけて、はたまた特製ビネガーを垂らし、ギンギンに冷えたシャンパンか白ワインとともに、いただく。

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