「危機こそチャンス」地方から元気に「人財と縁結び」の東北企業

執筆者:寺島英弥 2020年4月4日
タグ: 日本
エリア: アジア
「1年以内成婚実績数全国一」の賞状を手にした松橋隆広さん(中央)と中村万紀さん(左)、東山和美さん(右)(筆者撮影、以下同じ)

 お金、もの、工場、輸出、IT(情報技術)……。いずれも経済社会のキーワードだが、何より重要なのは「人財」だ。

 東京一極集中といわれて久しい人の流れを逆にし、地方に呼び戻そうという「縁結び」の会社が仙台にある。

 元証券マンが古里・東北からスタートし、全国100以上の金融機関と提携・連携し、東京を経験した人材と地域の中小企業の縁組みを支援。またそのノウハウを生かして結婚相談所も創業し、全国一の成婚実績を上げているのだ。

カテゴリ: 経済・ビジネス 社会
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執筆者プロフィール
寺島英弥(てらしまひでや) ローカルジャーナリスト、尚絅学院大客員教授。1957年福島県相馬市生れ。早稲田大学法学部卒。『河北新報』で「こころの伏流水 北の祈り」(新聞協会賞)、「オリザの環」(同)などの連載に携わり、東日本大震災、福島第1原発事故を取材。フルブライト奨学生として米デューク大に留学。主著に『シビック・ジャーナリズムの挑戦 コミュニティとつながる米国の地方紙』(日本評論社)、『海よ里よ、いつの日に還る』(明石書店)『東日本大震災 何も終わらない福島の5年 飯舘・南相馬から』『福島第1原発事故7年 避難指示解除後を生きる』(同)、『二・二六事件 引き裂かれた刻を越えて――青年将校・対馬勝雄と妹たま 単行本 – 2021/10/12』(ヘウレーカ)、『東日本大震災 遺族たちの終わらぬ旅 亡きわが子よ 悲傷もまた愛』(荒蝦夷)、3.11以降、被災地で「人間」の記録を綴ったブログ「余震の中で新聞を作る」を書き続けた。ホームページ「人と人をつなぐラボ」http://terashimahideya.com/
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