風の向こう側 (69)

トッププロから統括団体まで「ゴルフ界」から社会を「支援」の結束力

執筆者:舩越園子 2020年4月20日
エリア: 北米
閉鎖や開場しても閑散と……いずれにしろゴルフ場も厳しい状況に(写真はイメージです)
 

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で米ゴルフ界の動きが止まったのは3月半ばのこと。米ツアーの旗印的な大会「ザ・プレーヤーズ選手権」が初日終了後に中止されたときからだった。

 以後、米ツアーの大会は中止され、メジャー大会は「マスターズ」「全米オープン」「全米プロ」が延期、「全英オープン」は第2次世界大戦以来75年ぶりの中止となった。

 大規模で華やかなゴルフトーナメントが開催されず、時計の針が止まってしまっている昨今、全米のゴルフ関連ビジネスの75%以上が大きなダメージを受け、仕事を失って困窮している人々が大勢いる。

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執筆者プロフィール
舩越園子(ふなこしそのこ) ゴルフジャーナリスト、2019年4月より武蔵丘短期大学客員教授。1993年に渡米し、米ツアー選手や関係者たちと直に接しながらの取材を重ねてきた唯一の日本人ゴルフジャーナリスト。長年の取材実績と独特の表現力で、ユニークなアングルから米国ゴルフの本質を語る。ツアー選手たちからの信頼も厚く、人間模様や心情から選手像を浮かび上がらせる人物の取材、独特の表現方法に定評がある。『 がんと命とセックスと医者』(幻冬舎ルネッサンス)、『タイガー・ウッズの不可能を可能にする「5ステップ・ドリル.』(講談社)、『転身!―デパガからゴルフジャーナリストへ』(文芸社)、『ペイン!―20世紀最後のプロゴルファー』(ゴルフダイジェスト社)、『ザ・タイガーマジック』(同)、『ザ タイガー・ウッズ ウェイ』(同)など著書多数。最新刊に『TIGER WORDS タイガー・ウッズ 復活の言霊』(徳間書店)がある。
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