やっぱり残るは食欲
やっぱり残るは食欲 (31)

免疫カレー

執筆者:阿川佐和子 2020年5月9日
カテゴリ: カルチャー
エリア: アジア
「カレーは身体によさそうな印象がある」

 

(3月27日発売の新潮社『波』4月号より転載しています)

 免疫力の高い食べものが注目されている。

 新型ウイルスに捕まらないために、もはやどこの国の人のそばにいかないとか、人混みに近づかないとか手をよく洗うとか、さまざまな情報に心を乱された末、結局、自らの身体の防衛軍を強化する以外、逃れる手立てはないという心境に達した。まさに体内軍事力強化の時代である。抵抗力をつけておけば、たとえウイルスの侵入を許してしまったとしても、回復の可能性は高くなるはずだ。

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執筆者プロフィール
阿川佐和子 1953年東京生まれ。報道番組のキャスターを務めた後に渡米。帰国後、エッセイスト、小説家として活躍。『ああ言えばこう食う』(集英社、檀ふみとの共著)で講談社エッセイ賞、『ウメ子』(小学館)で坪田譲治文学賞、『婚約のあとで』(新潮社)で島清恋愛文学賞を受賞。他に『うからはらから』(新潮社)、『正義のセ』(KADOKAWA)、『聞く力』(文藝春秋)など。
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