やっぱり残るは食欲
やっぱり残るは食欲 (32)

飯炊き蟄居

執筆者:阿川佐和子 2020年6月6日
カテゴリ: カルチャー
エリア: アジア
「献立作りはまるでリレーのようである」

 

(4月28日発売の新潮社『波』5月号より転載しています)

 前代未聞の世界的な危機に直面し、たくさんの人々が精神的にも肉体的にも、そして経済的にもただならぬ苦難と戦っているこの時期に、このようなことを申し上げるのは、はなはだ不謹慎な気もするのですが……、

 太った。

 なにゆえ太ったか。

 ずっと家にいて、毎日しっかり3食の食事をし、ろくに身体を動かすこともせず、外に出かける機会はめっきり減って、食っちゃ寝生活を続けているせいにちがいない。

フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
阿川佐和子 1953年東京生まれ。報道番組のキャスターを務めた後に渡米。帰国後、エッセイスト、小説家として活躍。『ああ言えばこう食う』(集英社、檀ふみとの共著)で講談社エッセイ賞、『ウメ子』(小学館)で坪田譲治文学賞、『婚約のあとで』(新潮社)で島清恋愛文学賞を受賞。他に『うからはらから』(新潮社)、『正義のセ』(KADOKAWA)、『聞く力』(文藝春秋)など。
キャリア決済のお申し込み
フォーサイトのお申し込み
クローズアップ
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top