【特別連載】米大統領選「突撃潜入」現地レポート (14)

トランプ「教会再開」を痛烈批判した「教会」

執筆者:横田増生 2020年7月5日
エリア: 北米
礼拝を再開した、オハイオ州トレドにある福音派の教会「ワンダー・ミニストリー」。カーペンター牧師はトランプ支持だ(筆者撮影、以下同)
 

 私がアパートの机に向かって仕事をしながら『CNN』を見ていたのは、5月22日の午後だった。

 ホワイトハウスの新型コロナウイルスに関する記者会見に、大統領のドナルド・トランプが予定外に現れた。

 トランプは、

「教会などの宗教的な施設(houses of worship)をすぐに再開しろ。教会やモスクなどは、われわれの生活に不可欠なものだ。今週末にも再開せよ。州知事がそれに反対するなら、その決定を無効にする用意がある」

カテゴリ: 政治 社会 カルチャー
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執筆者プロフィール
横田増生(よこたますお) ジャーナリスト。1965年、福岡県生まれ。関西学院大学を卒業後、予備校講師を経て米アイオワ大学ジャーナリズムスクールで修士号を取得。1993年に帰国後、物流業界紙『輸送経済』の記者、編集長を務め、1999年よりフリーランスに。2017年、『週刊文春』に連載された「ユニクロ潜入一年」で「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」作品賞を受賞(後に単行本化)。著書に『アメリカ「対日感情」紀行』(情報センター出版局)、『ユニクロ帝国の光と影』(文藝春秋)、『仁義なき宅配: ヤマトVS佐川VS日本郵便VSアマゾン』(小学館)、『ユニクロ潜入一年』(文藝春秋)、『潜入ルポ amazon帝国』(小学館)、『「トランプ信者」潜入一年』(小学館)など多数。
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