灼熱――評伝「藤原あき」の生涯(111)

執筆者:佐野美和 2020年7月26日
カテゴリ: 政治 社会
エリア: アジア
撮影年不詳ながら、義江との離婚、独り立ちを決意した頃のあき(自伝『ひとり生きる』=ダヴィッド社、1956年=より)

 昭和41(1966)年8月の『週刊文春』に掲載された義江の「文春砲」、~藤原義江の結婚できない宣言~は、義江が書く自叙伝『歌に生き恋に生き』が文芸春秋で出版されることから、本の前宣伝という含みもある。

 日頃から自分のことを、

「僕は人間が薄っぺら、おっちょこちょいなのであろう。嬉しいこと、悲しいことをジッとしまっておけず、誰か自分の近くにいる気の合った相手に話してしまうのであった」

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執筆者プロフィール
佐野美和(さのみわ) 政治キャスター。東京都八王子市出身。株式会社チェリーブロッサムインターナショナル代表取締役。大学在学中、フジテレビの深夜番組として知られる『オールナイトフジ』のレギュラーメンバー「オールナイターズ」の一員として活躍した。1992年度ミス日本に選ばれる。TBSラジオのパーソナリティ、TBSラジオショッピングの放送作家を経て、1995年から2001年まで八王子市議会議員として活動。以後はタレントとしてテレビ出演のほか、講演会も精力的に行う。政治キャスターとしてこれまで600人以上の国会議員にインタビューしている。主な書籍に『アタシ出るんです!』(KSS出版)、『あきれたふざけた地方議員にダマされない!』(牧野出版)などがある。
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