灼熱――評伝「藤原あき」の生涯(118・最終回)

執筆者:佐野美和 2020年9月13日
タグ: 日本
エリア: アジア
撮影年不詳ながら、義江との離婚、独り立ちを決意した頃のあき(自伝『ひとり生きる』=ダヴィッド社、1956年=より)

 藤原義江の息づかいをいまだ感じさせてくれる場所に、都内では帝国ホテルや小川軒、そして山口県下関には「藤原義江記念館」がある。義江の父親、英国人ネール・ブロディ・リードが「ホーム・リンガー商会」の支店長だった関係で、幼少の頃に暮らしたゆかりの地である。

「多くの人に見てもらいたい」

 と義江を看取った三上孝子がたくさんの遺品を寄贈したものが中心に公開されている。

カテゴリ: 社会
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執筆者プロフィール
佐野美和(さのみわ) 政治キャスター。東京都八王子市出身。株式会社チェリーブロッサムインターナショナル代表取締役。大学在学中、フジテレビの深夜番組として知られる『オールナイトフジ』のレギュラーメンバー「オールナイターズ」の一員として活躍した。1992年度ミス日本に選ばれる。TBSラジオのパーソナリティ、TBSラジオショッピングの放送作家を経て、1995年から2001年まで八王子市議会議員として活動。以後はタレントとしてテレビ出演のほか、講演会も精力的に行う。政治キャスターとしてこれまで600人以上の国会議員にインタビューしている。主な書籍に『アタシ出るんです!』(KSS出版)、『あきれたふざけた地方議員にダマされない!』(牧野出版)などがある。
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