風の向こう側 (81)

「巨体化」「長尺ドライバー」デシャンボーの秘策に立ち塞がる「マスターズ委員会」

執筆者:舩越園子 2020年10月26日
カテゴリ: スポーツ
エリア: 北米
筋肉隆々のこの身体からついに飛距離も400ヤード超えになったが……(C)EPA=時事
 

 コロナ禍の影響で今年の「マスターズ」は「春の祭典」から「秋の祭典」へ変更され、11月12日の開幕が刻一刻と近づきつつある。

 マスターズが11月に開催されるのは初めてのこと。これまで「オーガスタ・ナショナルGC」は4月のマスターズ終了後、5月ごろからコースをクローズしてメンテナンス期間に入っていた。しかし、マスターズが11月へ延期された今年は、通常より2カ月も早い春先からコースをクローズし、長期のメンテナンスを行ってきた。

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執筆者プロフィール
舩越園子(ふなこしそのこ) ゴルフジャーナリスト、2019年4月より武蔵丘短期大学客員教授。1993年に渡米し、米ツアー選手や関係者たちと直に接しながらの取材を重ねてきた唯一の日本人ゴルフジャーナリスト。長年の取材実績と独特の表現力で、ユニークなアングルから米国ゴルフの本質を語る。ツアー選手たちからの信頼も厚く、人間模様や心情から選手像を浮かび上がらせる人物の取材、独特の表現方法に定評がある。『 がんと命とセックスと医者』(幻冬舎ルネッサンス)、『タイガー・ウッズの不可能を可能にする「5ステップ・ドリル.』(講談社)、『転身!―デパガからゴルフジャーナリストへ』(文芸社)、『ペイン!―20世紀最後のプロゴルファー』(ゴルフダイジェスト社)、『ザ・タイガーマジック』(同)、『ザ タイガー・ウッズ ウェイ』(同)など著書多数。最新刊に『TIGER WORDS タイガー・ウッズ 復活の言霊』(徳間書店)がある。
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