
「主役級の納豆を、脇役調味料の身分に落とすことがはたしてできるのか」 (写真はイメージです)
(10月27日発売の新潮社『波』11月号より転載しています)
探険家でノンフィクション作家の高野秀行さんにお会いして、日本以外の国では納豆を調味料として使っていることを教えられたと前回、書いた。基本的に納豆は白いご飯にかけて食べるに限ると信じていた私は、「そうか、調味料という使い道があったのか」と開眼した気持になった。しかし、納豆はそもそも控えめな性格の持ち主ではない。

「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン