やっぱり残るは食欲
やっぱり残るは食欲 (43)

献立交換日記

執筆者:阿川佐和子 2021年5月4日
タグ: 日本
エリア: アジア
圧力鍋で東坡肉にするか、あっさり茹で豚にしてみるか (写真はイメージです)

 

 こう毎日毎食、ご飯を作らなければならない生活を続けていると、朝、ベッドを出る前から献立のことで頭がいっぱいになる。目を閉じたまま、冷蔵庫に何があったかを思い浮かべ、どの野菜から使うべきか、冷凍庫に何の肉や魚介類を保存していたかを瞼の奥でチェックする。前夜の残りの惣菜をそのまま食卓に並べるわけにもいくまい。となれば、どう残り物を加工できるか考えよう。あと何を買い足すと、何を作ることができるだろう。

カテゴリ: カルチャー
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執筆者プロフィール
阿川佐和子 1953年東京生まれ。報道番組のキャスターを務めた後に渡米。帰国後、エッセイスト、小説家として活躍。『ああ言えばこう食う』(集英社、檀ふみとの共著)で講談社エッセイ賞、『ウメ子』(小学館)で坪田譲治文学賞、『婚約のあとで』(新潮社)で島清恋愛文学賞を受賞。他に『うからはらから』(新潮社)、『正義のセ』(KADOKAWA)、『聞く力』(文藝春秋)など。
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