中東情勢、支援の国際力学

執筆者:フォーサイト編集部2011年3月28日

 先週末、3月25日夜に池内恵さんの緊急寄稿「中東―危機の震源を読む(75)震災・原発事故報道のさなか、中東で何が起こっていたか」をアップしました。震災後に報道が途切れていた、この間の中東情勢の変化が深く、詳しくわかります。記事の末尾には中東情勢を理解するための助けとなる、2005年以降の池内さんの連載記事9本が挙げられていますが、このバックナンバーについても1週間ほど無料記事にしたいと思います。会員の皆様からは「何でもかんでもただで見せるな」と、お叱りを受けるかもしれませんが、この機にフォーサイトのバックナンバーの素晴らしさを1人でも多くの方に知っていただきたいと考えました。何卒ご了承ください。

 27日日曜日には、ウェブ版になって初めて「ブックハンティング」を復活させました(「【ブックハンティング】もっとも信頼できる経済学者による、きわめてまっとうな『問題提起』」)。取り上げたのは、かつてフォーサイト誌でインタビュー記事を掲載したこともあるシカゴ大学教授、ラグラム・ラジャン氏の著書「フォールト・ラインズ」です。不定期ではありますが、今後も「ブックハンティング」をお届けします。

 本日の更新記事は、竹田いさみさんの「80時間世界一周(75)大規模災害をめぐる国際関係の力学」です。今回の震災に対しても、世界各国から多くの支援申し出が来ていますが、大規模災害時の支援には国際関係の力学が働きます。

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