カタールのLNGビジネス

執筆者:フォーサイト編集部2011年8月23日

 カダフィ大佐の捜索はまだ行なわれていますが、リビアの体制が崩壊しました。今後の焦点は新体制への移行と、シリアなど他のアラブ諸国への影響ということになります。

 日本では、10日ほど前には「私には能力も覚悟もない」と言っていた前原誠司前外相の民主党代表選出馬が濃厚になりました。各種世論調査の結果が良かったことが理由なのでしょうか。この人に関してまず思い浮かぶのは、民主党代表時代の「偽メール事件」での失態。絶大な権力と責任を持つ首相を任せられるのでしょうか。

 本日の更新記事は、「グローバル・ビジネスの新地政学(8)危機から復活したカタールのLNGビジネス」です。多くの国の参戦やシェールガスの開発で、危機に瀕していたカタールのLNGビジネスですが、福島第一原発事故で世界のエネルギー事情は一変。供給能力の大きさが仇となっていたカタールは、今や状況を完全に逆転させました。

 「専門家の部屋」では、「安全保障」に「『ワリヤーグ』は各国技術の寄せ集め」の新エントリ。遂に中国の空母が試験航海に乗り出しました。しかし、装備品を見ると、ロシア製、アメリカ・ドイツ製、オランダ製など様々。寄せ集めで構成した空母は、その力を発揮するまでに数年の時間がかかりそうです。

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