日本企業の受け皿、ベトナム

執筆者:フォーサイト編集部2011年9月30日

 本日の更新記事は、森山伸五さんの「グローバル・ビジネスの新地政学(9)国内空洞化『受け皿候補No.1』ベトナムの現在」です。円高をはじめとする日本経済を襲う「6重苦」で、日本企業の海外流出が懸念されていますが、その受け皿として最も注目されているのがベトナムです。人件費は中国の3分の1なのに、労働力の質は高く、インフラも整っています。今後の問題点も含め、そのベトナムの現状を報告します。

 もう1本「パイプとサイゴン」を更新しましたが、これは会員の方からいただいたご質問に対する徳岡孝夫さんからのご返答です。「記事」というわけではないのですが、徳岡さんの技とユーモアが随所に感じられる文章なので、このような形で公開することにいたしました。

 「専門家の部屋」では、2本の新エントリ。

 「ISI非難めぐり、国務長官と軍が役割分担」(インテリジェンス、春名幹男さん):パキスタンの情報機関と反米組織の一体化を指摘する米軍幹部の発言で、険悪化している米・パキスタン関係。一方、クリントン国務長官はこの問題に柔軟に対応、オバマ政権は軍と国務省の役割分担で、パキスタン関係の維持を図ろうとしているようです。

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