オリンパス、大王製紙、九州電力

執筆者:フォーサイト編集部2011年11月2日

 やっとのことでギリシャへの支援策がまとまったと思ったら、ギリシャのパパンドレウ首相はこの支援策をめぐり、国民投票を行なうことを表明。一難去って、また一難です。台湾では、親民党党首宋楚瑜氏が遂に来年1月に行なわれる総統選への出馬を表明。再選を目指す馬英九総統には打撃です。宋楚瑜氏出馬が総統選に与える影響については「台湾総統選観察(2)台風の目となった『はぐれ狼』宋楚瑜」(2011年9月20日)をご参照ください。

 本日の更新記事は、磯山友幸さんの「オリンパス、大王製紙、九州電力――音を立てて崩れる日本のコーポレートガバナンス」です。東日本大震災で常識外の不手際を繰り返した東京電力。しかし、おかしな大企業は東電だけではなく、次々に不可解な不祥事が起こっています。日本企業のコーポレートガバナンスを建て直すために何が必要なのでしょうか。

 「専門家の部屋」では、「アメリカ」に「ワシントンD.C.で:ハーマン・ケイン急浮上の背景」(足立正彦さん)の新エントリ。部屋の運営者である足立さんは、共和党の大統領候補指名獲得争いで支持を急激に伸ばしているハーマン・ケインのイベントに参加。フロリダの模擬投票では得票率がペリーとロムニーの合計を上回る勢いを見せたケインですが、その姿はブッシュ(子)に勝てる候補を模索する段になると急失速した2004年のハワード・ディーン(民主党)を思い起こさせます。

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