オリンパスの「上場廃止」「損害賠償」、「専門家の部屋」3本

執筆者:フォーサイト編集部2011年12月1日

 本日の更新記事は、鷲尾香一さんの「オリンパス『上場廃止』『損害賠償』の行方」です。20年以上にわたる有価証券報告書等の虚偽記載が発覚したオリンパス。真相解明はまだまだこれからですが、当面「上場廃止」と「損害賠償」の行方が注目されます。

 「専門家の部屋」では、3本の新エントリ。

 「ナイジェリアとアメリカ」(アフリカ、平野克己さん):今年4月に発足したナイジェリア新政権に財務相として迎えられたンコジ・オコンジョ=イウェアラ女史。世界銀行に3人しかいない専務職を務め、アメリカとのパイプも太い同女史起用の背景には、ナイジェリア・アメリカ両国のしたたかな計算があります。

 「『大阪都』構想が国会につきつける課題」(行政ウォッチング、原英史さん):先の大阪ダブル選挙に圧勝した橋下徹氏が提唱する大阪都構想は、単に大阪の問題を越え、大都市制度全体をどう考えるのか、「地域主権」をどう考えるのか、という問題を、国会につきつけます。

 「大使館乱入事件でさらに悪化する英・イラン関係」(中東、畑中美樹さん):英国の経済制裁強化への反発からテヘランで起こった大使館乱入事件。イラン外務省は遺憾の意を表明したものの、米欧による経済制裁に批判的だったロシアでさえ襲撃を批判。その後、英国は在テヘラン英大使館を閉鎖、在英国イラン外交官の国外退去を求めました。

 

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