台湾総統選の読み方

執筆者:フォーサイト編集部2012年1月17日

 本日の更新記事は、野嶋剛さんの「台湾総統選観察(6・最終回)『92年コンセンサス』を選択した台湾社会」です。「エリート・独身」が最後の足かせとなって敗れた蔡英文。周美青夫人の人気に助けられた馬英九。14日に行なわれた台湾総統選で、台湾社会が「92年コンセンサス」を選択しました。今後、2期目に入る馬政権は、中国から「借金の返済」を迫られることになります。

「専門家の部屋」では、「アメリカ」に「分水嶺となるサウスカロライナ州予備選挙」(足立正彦さん)の新エントリ。1980年以来、この地で勝った候補者はすべて共和党大統領候補になっているサウスカロライナ予備選挙。4年前は4位に甘んじたロムニーですが、今回は勝利を予測させる条件がそろっています。

記事全文を印刷するには、会員登録が必要になります。