パナソニック巨額赤字の元凶、「専門家の部屋」3本

執筆者:フォーサイト編集部2012年2月22日

 本日の更新記事は、杜耕次さんの「パナソニック『赤字7800億円』の元凶は誰だ」です。パナソニックが今期(2012年3月期)、7800億円という歴史的な大赤字を計上する見通しです。記者会見で大坪文雄社長は「責任を痛感している」と述べましたが、同社の最高実力者が中村邦夫会長であることは周知の事実。「社長、会長とも留任」との新聞辞令が飛び交っていますが、このまますんなりと収まるのでしょうか。

 「専門家の部屋」では、3本の新エントリ。

 「忘れ去られた『レーガンの不文律』とネガティブ・キャンペーン」(アメリカ、足立正彦さん):ネガティブ・キャンペーンの嵐に白ける共和党系有権者。かつてはレーガン元大統領が主張したように、党内では人格攻撃はしないという不文律があったのですが。

 「『メルコジ』の絆」(ヨーロッパ、渡邊啓貴さん):大統領選を前に、盟友・メルケル独首相からの支援を受けるサルコジ仏大統領。「ドイツびいき」は選挙結果にどんな影響を与えるのでしょうか。

 「ムスリム同胞団は待ちの戦術に回帰」(中東、池内恵さん):エジプト大統領選の支持候補者について協議していたムスリム同胞団は、結局、支持候補決定を先送りすることになったようです。「勝ち馬に乗る」という基本路線に戻った形です。

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