3月29日に、イスラエルのリベラル系高級紙『ハアレツ』(英語・電子版)に、どうにも不思議な文体と内容の記事が掲載された。

http://www.haaretz.com/news/diplomacy-defense/israel-s-plan-to-attack-iran-put-on-hold-until-next-year-at-the-earliest-1.421348

 「イスラエルの対イラン攻撃は早くとも来年初まで延期された」という題のこの記事によれば、米国の中央軍(ペルシア湾岸地域を管轄)のシミュレーションによって、イスラエルのイラン攻撃に対するイランのミサイルによる反撃で多数の米国人の死者が出ることが明らかになったため、少なくとも11月の米大統領選挙と次期大統領の就任の時期までは、対イラン攻撃が見送られることが決定的になったという。

 その代わりに米国はイスラエルのミサイル防衛システム「鉄のドーム」にさらに資金や技術を支援してイスラエルの防衛を強化する、という。それをイスラエルのバラク国防相も了承したという。

 それにしても何か人をおちょくったような文体の記事である。部外者を煙に巻くユダヤ・ジョークのようだ。

記事全文を印刷するには、会員登録が必要になります。