3月31日の幹部会で、ムスリム同胞団が独自の大統領候補擁立を決め、副団長のハイラト・シャーティルを指名した。シャーティルは形式上ムスリム同胞団の役職を辞して選挙戦に臨むが、ムスリム同胞団の公認候補であることは紛れもない。団員から候補者は擁立しないとしてきたこれまでの立場を一変させた形だ。
http://www.egyptindependent.com/node/744031
http://www.thedailynewsegypt.com/egypt/egypt-muslim-brotherhood-names-presidential-candidate.html
http://www.thedailynewsegypt.com/editorial/egypts-muslim-brotherhood-to-bid-for-presidency.html

  3月24日の声明で軍を批判し、独自候補擁立の姿勢を明確にしてから一週間余りの議論で、方針転換を決定した。これまで軍やリベラル派との対立を避けて「ロー・プロファイル」できたムスリム同胞団が、ついに権力独占の意志を明確にしたのかと、国際的な注目が高まっている。

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