首相公選制、「専門家の部屋」3本

執筆者:フォーサイト編集部2012年5月28日

 本日の更新記事は、野々山英一さんの「議員はみんな反対『首相公選制』が進まない理由」です。大阪維新の会がぶち上げたことで、にわかに注目を集めることになった首相公選制。ただ、憲法改正が必須であること、また、自分たちの特権がなくなることから、本音では反対の国会議員が多いことから、実現への道は平坦ではありません。

 「専門家の部屋」では、3本の新エントリ。

 「アフリカ、サミット、企業の時代」(アフリカ、白戸圭一さん):「メディアで働く私が恐れること」で注目を浴びた白戸さんの最新エントリ。企業と地域の関係をどう考えるのか。北海道の旧産炭地とアフリカ諸国、米国の地方都市がシンクロします。

 「エジプト大統領選挙の読み方(2)ムスリム同胞団と旧政権派の決選へ──決断迫られるリベラル派」(中東、池内恵さん):ムスリム同胞団は組織票を固めムルスィーに。旧
体制派、世俗主義者、マイノリティはシャフィークに。リベラル派はサッバーヒーへと流れたようです。決選はムルスィー対シャフィークですが、リベラル派の票が鍵を握りそうです。

 「エジプト大統領選挙の読み方(3)『導師と将軍の間で』」(同上):第1回投票の結果にエジプト世論はどう反応したか。政府系主要紙やムスリム同胞団機関紙、リベラル派、
保守派などの9紙を読み解き、決選投票へ向けた各陣営の動きを追います。

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