「平清盛」はなぜ面白くないか

執筆者:フォーサイト編集部2012年6月1日

 本日の更新記事は、関裕二さんの「国際人のための日本古代史(27)NHK『平清盛』はなぜ面白くないのか」です。平氏や源氏は天皇家の末裔なのに、なぜ平安貴族が蔑む、武家の道を歩んだのか、なぜ「穢れ」と忌み嫌われる殺生を引き受けねばならなかったのか――。平清盛の時代は豊富な歴史的な素材があるにもかかわらず、ドラマではそれが十分に説明されていない、実にもったいない、と関さんは嘆いています。

 「専門家の部屋」では、2本の新エントリ。

 「破壊ウイルス『フレーム』の攻撃を受けるイラン」(中東、畑中美樹さん):システム情報、保存ファイル、音声録音の会話などを盗み出す超強力悪性破壊ウイルス「フレーム」。中東地域で猛威をふるっていますが、イラン政府高官も被害を受けています。

 「原子力規制庁法案の審議始まる」(行政ウォッチング、原英史さん):政府は「緊急時は政治家が対応すべきだ」と自公案に難癖をつけ「第二保安院づくり」に邁進していますが、自公案では「原子炉の規制、つまり専門技術的な判断は、緊急時でも委員会の権限となる」ということであり、全体の指揮権は総理大臣を本部長とする原子力災害対策本部に委ねられます。

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