シリア情勢、成長の限界

執筆者:フォーサイト編集部2012年7月20日

 エジプト前副大統領のスレイマン氏が米国の病院で死去。昨年2月にはエジプトでのデモ拡大を受け、ムバラク大統領の退陣を発表。今年5月の大統領選挙に出馬表明しましたが、選挙管理委員会から候補資格を「不適格」とされ、出馬を断念しました。「スレイマン」で検索すると15件、「スレイマーン」で9件の記事が引っ掛かります。

 一方、韓国大統領選への出馬が取りざたされる安哲秀ソウル大教授は、新著を出したものの出馬については変わらず明言を避けているようです。今後どうなりますか。韓国大統領選については「朝鮮半島の部屋」のエントリ「大統領選まであと200日、韓国野党の混乱」(6月12日)をご覧ください。

 シリア情勢の緊迫化を受け、昨夜、池内恵さんの記事「中東―危機の震源を読む(80)シリア・アサド政権の中枢に及んだ爆発」を緊急アップロードしました。7月18日に起こった爆弾テロの意味するもの、長年周辺諸国への介入を繰り返してきたシリアという国の本質、日本の専門家がシリアを賛美する理由、いまだにアサド政権を庇う中国・ロシアの事情など、わかりにくいシリア情勢がよくわかります。

 本日の更新記事は、会田弘継さんの「国際論壇レビュー 中印ブラジル経済に陰り――40年前の『成長の限界』論をもう1度考える」です。中国、インド、ブラジルなど、世界経済を牽引してきた新興国の成長に陰りが見える一方、米国に回復の兆しが見えてきています。

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